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いまいちなまいにち

読めば分かる。これが「いまいちな人間」だ

ワタシが地元最恐の暴◯族だった頃-前編-

 

 

お疲れ様です。

 

 

今日は現場で仕事してる時

何処からともなくバイクのコール音…

 

それを聞いて何だか懐かしい気持ちになり

ワタシも昔話でもしようかな、と

今日はそれで筆をしたためています。はい

 

少々長いのでご理解のほど…

 

 

 

 

 

 

 

あれはワタシが15歳の頃だった。

 

 

 

当時、毎日の様につるんでいた先輩が居た。

名前はヒ◯ル君だったかな…。え

 

ある日、突然

「お前にヤベーの見せてやるよ。」

 

 

連れられるままにヒ◯ル君の家の

ガレージに付いて行く。

 

 

 

 

…これは?

 

 

「ヤベーだろ?俺の愛車だ。」

 

 

 

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ZⅡ…?

 

 

 

 

目を擦り

もう一度、バイクを見る。

 

 

 

 

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カブやん。

新聞配達とかするヤツやん。

 

 

 

そして、ヒカル君(隠すの面倒になった)は

愛車に跨り、軽快にキックスタートする。

 

 

カシュッ…

ビビビビビ!!!

 

 

 

 

その時ワタシは衝撃を受けた。え

 

これがあればドコへだって行ける

このバイクが己の背中に翼を授けるのだ。え

 

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ん?

 

 

 

 

それが、ワタシとバイクの出会いだった。

モトクロスの話は面倒なので割愛

 

 

 

 

時が経ち、ワタシは16歳になった。

 

そしてすぐに免許を取った。

男として、自由の翼を授かるために。え

 

 

 

何とか無事に一発で受かり

高揚した気分で急いで帰宅する。

 

 

すると家にはT子さんが待っていた。

 

T子さんは地元ではちょっと有名なバイク乗りで

その当時は本当によく可愛がってもらった。

 

 

「T子さん受かったよ!これでバイクに乗れる!」

 

 

すると、ふふっと微笑んで

ワタシに何かを手渡したのだ。

 

 

 

「これは…。」

 

 

 

「祝いだ!大事に乗りなよ!」

 

 

 

それはT子さんが長年乗っていた

愛車の鍵だったのだ。

 

 

「ありがとう!早速乗ってくるよ!」

 

 

T子さんのバイクに跨り

エンジンの鼓動を感じながら走り出す。

 

 

 

 

風を切りながら軽快に走る

 

「これからよろしくな。相棒」

ワタシはバイクに話し掛けた。え

 

 

 

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愛車のトゥデイ。しかもカゴ付き。え

ちょっとブレーキ効かない。50cc。

 

 

ちなみにT子さんとは

マジモンのマイおばーちゃんである。爆

 

ちょっとそれっぽく書いてみました。何

 

そしてお下がりのフルフェイスは

やたら小さくて、ちょっと臭かった。え

 

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ヘルメットの中の顔はこんな感じ。

 

 

当時約60歳にもなったT子さんは

何が起きたのかスクーターのアクセルを開けたら

 

そのままウィリーからの

 

バイク垂直立ち&地面着地からの

 

何故かそのままアクセル全開からの

 

持ち主を置いてバイク暴走からの

 

T子さん取り残される。からの

 

バイク大破。

 

 

 

これが地元で名を馳せた所以なのであった。え

目の前で目撃したワタシは時間に取り残された。え

 

 

その遺伝子を継いだワタシが

後に地元最強の暴走族になるのに

そう時間は掛からなかった。え

 

 

 

 

そして愛車のトゥデイが寿命を迎えた。

その頃にはワタシも17歳になっていた。

 

 

 

その時期こそがワタシがワルとしての

伝説を築き上げる時代なのであった…。何

 

 

 

後編へ続く…。